【要約】メモの魔力【抽象化】

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著:前田裕二 NewsPicks Book

メモを取る。その瞬間の出来事や思いを書き留める作業だ。仕事を行う人間なら誰しも行うことであるが、その行為の効果を最大化したくて、この本を読みました。結果、僕に足りないのは「抽象化」する力だったと気づきました。メモで記録した事実を「抽象化」して、はじめて他の物事に応用が利く。

 

結論

  • メモを取るのは知的生産性を向上するため。
  • 事実を書き留めるだけで終わらない。事実を「抽象化」し、「転用」することが肝。
  • 抽象化で自分を知り、本当の自分の価値観を知ることができる。

 

 

「メモの魔力」の提案

メモをとして、事実を書きとり、その事実を「抽象化」し、「転用する」ことを本書では推奨しております。「抽象化」とは「具体化」の反対です。「要するに」など意味を集約するイメージ。完全に合致しなくとも、間違っていないわかりやすい言葉にすること。いわば、本質をつかむ作業を意味しています。「転用」は「抽象化」でつかんだ本質を自分が抱える課題の解決のアクションにつなげることです。大事なのは、「抽象化」。「抽象化」できれば「転用」を行うことができます。

事実を「抽象化」して「転用」することで得られるもの

以下の5つの能力を向上させることができます。

  • 知的生産性の向上:アイデアを生み出せるようになる。
  • 情報獲得の伝導率向上:情報を「素通り」しなくなる。
  • 傾聴能力の向上:相手の「より深い話」を聞き出せる。
  • 構造化能力:話の骨組みがわかるようになる。
  • 言語化能力の向上:曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる。

どうやってメモをとる?

見開きで使用する。ノートの左側に事実を書く。右側は2分割する。左列に抽象化した言葉を、右列に抽象化→転用のアイデアを書く。事実の書き初めに左側の冒頭に日付、要約、標語を書く。(だれとあった打ち合わせで、目的がどうだったか。結論を一言でいうと何か。)事実を書きとる量は多ければ、多いほど良い。その分だけたくさんの気づきがあったということだから。

「抽象化」は人間に与えられた最強の武器

「抽象化」とは本質を考えることである。「抽象化」は、具体の反対。「要するに」「まとめると」などのイメージが近い。分解すると、抽象化には3つの型がある。

 

  • What型:目の前の現象や考え方を抽象化する。おもに、別の名前をつけて呼びなおすこと。関係性の軸。例えば、反対語「賛成⇔反対」
  • How型:深堀すること。どんな(How)特徴があるか。例えば、ポケモンバトル。「抽象化」各モンスターに属性があり、属性に応じた攻撃を仕掛けることで効果が大きい→「転用」話す相手の属性に応じて、話すエピソードを変更する。
  • Why型:心に刺さった理由はなぜ(Why)?。例えば、「売り上げがあがった理由はなぜか」「映画をおもしろいと思ったのはなぜか」→「抽象化」感動を与えるには、落差と共感がいる→「転用」SNSに落差や共感できるエピソードを盛り込む。

 

価値が高いのは、How型、Why型。それは「転用」時の応用が効きやすいため。

 

「抽象化」を実行するにあたり、解くべき課題を明確に持っているかもポイントとなる。解くべき課題があると、自分に強制力を効かせて効率よく抽象化能力を高めることができる。

 

また「我見」と「離見」が抽象化を加速させる。「我見」とは自分から見た視点。「離見」とは離れて見ることで、他人の目から見た視点を意識することである。自分を写真や動画で撮影してみると急激に意識することができる。

 

また、言語化能力も必要である。言語化能力はWhat型で高める。人に何かをお願いしようとしたとき、右脳(感動)だけでは人は動かない。左脳(ロジック)だけでも人は動かない。両方が必要なのである。そのために、言語化能力を高めて、感動とロジックを最大にして相手に伝えることが重要になる。つまり、人を動かすには、抽象化力や言語化力が高いことが必要である。

 

そのためにはレトリックにこだわり、独自の言葉をストックすることが必要である。レトリックとは表現の巧みさ、伝わりやすい言葉を生み出す能力のことである。レトリックを向上させるには、自分に刺った言葉をストックし、その言葉を自分のものにすることで、相手にも同様のパワーで伝えられる。

メモで自分を知り、「人生の軸」を見つける

人生の軸を見つけるために、自己分析をする。自己分析は具体的に「何をするか」まで書かなければ人生は変わらない。自分のコアにたどりつくまでやりきる。自己分析で自分に関する事実を書きとり、その事実を抽象化することで、自分の人生の軸を探す。現在、見つからなくてもいい。見つからない事実を認識することが重要。見つからなければ、探せばいい。

 

また抽象化から転用を行うことで、自分の軸をベースとした新たなアイデアが浮かぶのである。転用まで書くことで行動を意識するようになる。

メモで夢を叶える

「言語化」することで夢は現実になる。人に伝えることで、自分に強制力が掛かる。さらに協力者が現れる可能性がある。宣言しよう。夢を叶えるためのストーリーを語れるようになろう。

 

まず、考えうるすべてのすべての夢を書きだす。簡単なモノでもよい。「お金持ちになりたい」のようなことでもよいが、できるだけ具体化する。そして、夢に優先順位をつける。優先順位をつけることで達成したいこと、しなくてもいいことが明確になり、効率的に行動できる。

 

夢を実現するためのモチベーションは2種類ある。

  • トップダウン型:目標から逆算して行動することに燃えるタイプ。行動基準は自分の人生の軸と目標の関連度合い。
  • ボトムアップ型:目の間のおもしろそうなことを積極的にやるタイプ。行動基準はワクワクするかどうか。

 

どちらを重視するかは人それぞれであるが、モチベーションを高く保てる考え方が、自身の性質なのだと思う。目標を設定するときは。SMARTのフレームワークを意識する。(具体的で、測定できて、達成可能で、関連性があって、期限があること)

 

実現したい夢が見つからない人は行動量を増やす。行動することでしが、自分のやりたいことは見つからない。やりたいことが見つからないのは、自分の認識の外にやりたいことが存在しているためである。認識の輪を広げるには行動するしかない。メモで想像の機会損失を減らそう。

今後

僕にとってはメモを取ることは、物事を忘れないように事実を書き留めるだけであった。結果、手帳にメモを書いても見直さず、いつか忘れてしまう、そんなことを繰り返していた。この本に出合って、「抽象化」することを学んだ。抽象化は新しいアイデアを生むだけでなく、人に物事を伝えることまでも改善してくれるんだと気づいた。以前読んだ「1分で話せ」でいう「超一言」は抽象化そのものだ。まずは愚直に前田流のメモを取り方を実践し、抽象化→転用の流れを実施する。また「抽象化」を用いた自己分析を行い、自分の本当にやりたいこと、幸せの源泉を探します。

 

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